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美容院が苦手で年に1回しか行けない私が、それでも髪をキレイに保てている理由【前編】

さこりのお話

昔から、癖毛だった。

湿気の多い日は朝から機嫌が悪くなるくらい、髪がまとまらない。学生の頃は、年に一度、縮毛矯正をするのが恒例行事だった。あの独特の薬品のにおいと、何時間も同じ姿勢でいる退屈さと引き換えに、しばらくの間だけ手に入る「まとまった髪」。それが当たり前だと思っていた。

でも、大人になって、子供が生まれて。美容院に行くこと自体が、だんだん「面倒なこと」になっていった。

いや、正確に言うと。面倒、だけじゃない気がする。

苦手、なのだと思う。

💡 先に結論だけ知りたい方へ
美容院が苦手なわたしは、今では年1回行けるかどうか。それでも髪はちゃんとキレイにしていたくて、自分の手だけでできるホームケアにたどり着きました。そのすべての工程は、後編でまとめて公開しています。 → 後編:週1回の本気ホームケアルーティンを見る

気を遣いすぎて、疲れてしまう

予約フォームには、いつも律儀に「静かに過ごしたい」の欄にチェックを入れる。
それなのに、鏡越しに話しかけられると、結局断れない。
気を遣う性格だから、当たり障りのない相槌を打ちながら、ゆっくり目を閉じることもできずに時間だけが過ぎていく。

家では、子供に一日中話しかけられている。

やっと座れる美容院の椅子くらい、何も考えずに黙っていたかった。
なのに、そこでもまた「今日はどちらから?」に始まる会話を続けなくてはいけない。
生産性のない世間話に、愛想笑いで相槌を打つ。それだけで、なんだか少し疲れてしまう。

行く前も、正直しんどい。何を着ていこうか、悩む。
どんな髪型にしようか、ヘアカタログを何度も見返す。でも、心のどこかでわかっている。
以前、こんな風にしてくださいと写真を持っていったことがあった。返
ってきたのは、できない理由の説明だった。そんなことも知らないんですか、と言わんばかりの空気に、何も言えなくなった。

それ以来、無難なスタイルしか、写真として持っていけなくなった。
「なりたい自分」と「今の自分」のギャップを見せつけられるようで、少し気まずい。
だから最初から、冒険しない。攻めない。それが一番、傷つかない方法だと知ってしまったから。

「もう少しこうしてほしい」が言えなくなった瞬間

もう少し、顔まわりをこうしてほしい。

そう言おうとするたび、頭の中で誰かが囁く。素人目線で何を言っているんだ、と思われないだろうか。

以前、思い切って伝えたことがあった。

返ってきたのは「ここは切らない方が良いと思うんですよね〜」という言葉と、少し嫌そうな表情だった。

本当にプロとしての正しい判断だったのかもしれない。

それは今でもわかっている。でも、あの一瞬の表情だけが、なぜかずっと忘れられずに残っている。

だから、次第に何も言わなくなった。言わなければ、あの表情を見なくて済む。

大切にされなくなった、と感じた「行きつけ」

行きつけの美容院、というものが一応あった。でも、だんだんと変わっていった。

最初から最後まで担当してくれるはずだった美容師さんの工程が、いつからか新人さんに引き継がれることが増えた。
施術と施術の間の待ち時間も、明らかに長くなった。
会話も、減った。カットにかける時間も、前より短くなっている気がした。

大切にされなくなった、と感じてしまうのは、考えすぎだろうか。
それでも、一度そう感じてしまうと、その椅子に座ること自体が、少し重くなる。

かといって、通いたいと思えるお店を新しく探す気力もない。
結局、行くたびに違うお店で、初めましてから始まる。自分の髪の悩みを、また一から説明する。
何度も同じ話をしている自分に、少し疲れる。

そして、いつも心のどこかで思ってしまう。
美容師さんからしたら、初回ばかりのお店を渡り歩いている客だと思われているんじゃないか、と。
リピーターになれない自分に、勝手に後ろめたさを感じている。
サービスを受ける側なのに、なぜか申し訳ない気持ちになる。この感覚は、我ながら不思議だなと思う。

こうして、美容院との距離は少しずつ開いていった。
同じように感じている人は、案外多いんじゃないかと思う。
(実際にわたしが今、家でどんなケアをしているかは、後編で詳しく書いています)

苦手意識の悪循環、その先で決めたこと

そんなこんなで、気づけば美容院には、年に一度行けば良い方になっていた。

苦手だと分かっているから、余計に足が遠のく。足が遠のくから、余計にハードルが上がる。悪循環だと分かっていても、抜け出す気力が湧かない。今はもう、それでいいかと半分諦めているところもある。

でも。

美容院に行かないなら行かないなりに、髪だけはちゃんとキレイでいたい。そのわがままな気持ちだけは、ずっと消えなかった。

だから私は、自分の手で、髪をどうにかすることに決めた。

試行錯誤の末にたどり着いた、週1回のホームケアルーティン。次回は、そのすべてをお話ししようと思う。


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■この記事を書いた人

さこり
小学生と保育園児の子育てをしながら、暮らし・子育て・商品レビュー・副業体験を発信しています。 「好きなものだけで暮らしたい」をテーマに、実際に使ってよかったものをリアルな体験とともに紹介しています。

本記事はAmazonアソシエイト・プログラムの参加者として、紹介料を得ています。商品の価格・在庫状況は記事公開時点のものであり、変動することがあります。

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