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防災用の乾電池は10年保存できるAmazonベーシックにした|被災経験のある夫が「電池は貴重だ」と言った理由

商品レビュー

防災リュックの中身を入れ替えていたとき、夫がひとこと言った。

電池は、多すぎるくらいでちょうどいい。

夫は東日本大震災の被災者だ。ふだんは震災の話をしない人が、防災用品の前ではときどき具体的なことを言う。そういうときの言葉は、聞いておいたほうがいいと私は思っている。

「充電式より、電池式を持っていけ」

私はずっと、充電式のほうが賢いと思っていた。繰り返し使えるし、電池を買い足さなくていい。ラジオも懐中電灯も、USBで充電できるものを選ぼうとしていた。

夫の意見は違った。

充電式のものは、充電できる場所がないと、ただの箱になる。避難所にコンセントはある。けれど数が足りない。みんなが同じものを差したがるから、順番待ちになるし、譲り合いにもなる。あの空気のなかで、家族の充電を確保しつづけるのは簡単ではない。

電池式なら、そこに並ばなくていい。

言われてみれば、当たり前の話だった。私は「効率」で選ぼうとしていて、夫は「取り合いにならないこと」で選んでいた。経験した人としていない人の差は、たぶんこういうところに出る。

Amazonベーシックにした理由は、保存期限だった

防災用の電池でいちばん困るのは、いざ使うときに液漏れしていることだ。

リュックの底で何年も眠っていて、必要になった日に取り出したら白い粉を吹いている。それでは意味がない。

Amazonベーシックのアルカリ乾電池は、保存期限が十年で、液漏れ防止設計になっている。それが二十本入り。この値段でこの本数は、正直かなり安い。

防災用品は「備えたきり忘れる」のが前提だ。だから、忘れていても大丈夫なものを選んでおきたい。

単3形

ラジオ、懐中電灯、ランタン。防災グッズの主力はだいたいこれだ。

単4形

小型のライト、リモコン、子どものおもちゃ。単3だけ買って、単4がなくて困る、というのがよくある失敗だ。

うちは両方を二十本ずつ買った。多すぎるかと思ったけれど、防災用に取り分けて、残りは家のリモコンや時計に回している。日常で使い切って、また買い足す。そのほうが古いまま眠らせずに済む。

正直に言うと、気になるところもある

国内メーカーの高級電池と比べれば、持ちは同じではないと思う。長時間つけっぱなしにする用途なら、そこは割り切りが必要だ。

それから、二十本がまとめて届くので、そのまま防災リュックに放りこむと重い。使う数だけ分けて、残りは家に置いておくほうがいい。

それでも、備えの電池としては十分だと思っている。高い電池を少し買うより、安い電池をたくさん持っているほうが、あの状況では強い。夫の話を聞いて、そう考えるようになった。

こんな人には、たぶん合うと思う

  • 防災リュックを作りたいけれど、何から買えばいいかわからない
  • 充電式のグッズばかり揃えている
  • 数年前に入れた電池を、そのままにしている
  • 小さい子どもがいて、ライトやおもちゃで電池をよく使う
  • まとめ買いで安く済ませたい

よくある質問

充電式の電池ではだめ?

だめではない。ただ、充電できる環境が前提になる。停電が長引いたときのために、充電のいらないものも持っておくと安心だと思う。

何本くらい用意すればいい?

使う機器に必要な本数を数えて、その二倍から三倍が目安になる。ラジオと懐中電灯を何日つけるかを想像すると、思ったより必要だとわかる。

保存期限十年って、入れっぱなしでいいということ?

未使用のまま保管した場合の期限だ。機器に入れっぱなしにすると消耗するので、防災用は本体と別にして保管するほうがいい。

経験した人の言うことは、聞いておく

防災の情報はいくらでも手に入る。リストも、チェックシートも、ネットにたくさんある。

それでも、実際にあの場所にいた人の「電池は本当に貴重だった」という一言のほうが、私にはずっと重かった。順番待ちの列とか、譲り合う空気とか、そういうものはリストには載っていない。

だからうちの防災リュックには、少し多すぎるくらいの電池が入っている。使わないままでいてほしい。使わないままでいてほしいけれど、入れておく。


この記事を書いた人

さこり
小学生と保育園児の子育てをしながら、暮らし・子育て・商品レビュー・副業体験を発信しています。「好きなものだけで暮らしたい」をテーマに、実際に使ってよかったものをリアルな体験とともに紹介しています。

本記事はAmazonアソシエイト・プログラムの参加者として、紹介料を得ています。商品の価格・在庫状況は記事公開時点のものであり、変動することがあります。

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