
洗面所の鏡の前で、また同じ箱を開けた。
指の先が、少しだけ冷たい。 子どもを寝かしつけたあとの、23時。
美容院の予約フォームを開いては、閉じる。 それを、もう何度繰り返しただろう。
「今日はどちらから?」
その一言から始まる会話に、いつも身構えてしまう。 静かに座っていたいだけなのに、鏡越しの雑談に、愛想笑いで相槌を打つ。 それだけで、どっと疲れる。
だから私は、美容院からそっと遠ざかった。 時間がない、というのとは、少し違う。 苦手なのだ、たぶん。
そして今、2回目の箱が手元にある。 1回目でやめなかった。それが、私の答えだった。

この記事でわかること(先に結論)
- 1回目の反省だった「塗りムラ」は、髪を軽く濡らしてから塗るだけでほぼ消えた
- 市販1,000円カラー剤との差が出るのは、染めた直後ではなく「洗い流したあと」と「翌日」
- ミルクティ2.5は、参観日にもそのまま行ける明るさだった
- 楽天市場とAmazonの公式ショップで買えるので、契約もサブスクもなく1回だけ試せる
美容院が苦手で、でも髪はあきらめたくない。
そんな人に向けて、2回使ってわかったことを、いいことも悪いことも全部書く。
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「美容院が苦手」は、めんどくさがりとは違う
美容院に行かない理由を聞かれると、いつも困る。
「忙しくて」と答えるのがいちばん角が立たないから、そう言ってきた。
でも本当は、違う。
シャンプー台で目を閉じている数分。
鏡越しに始まる、休日の予定の話。
どこまで話していいのか、どこで切り上げればいいのか、ずっと考えている。
髪を切りたいのに、気を遣いに行っているような感覚がある。
それが、しんどい。
私と同じ人は、たぶん少なくない。
検索窓に「美容院 行きたくない」と打ち込んだことがあるなら、それはもう答えだと思う。
だから私が探していたのは、安いカラー剤ではなかった。
誰にも気を遣わずに、それでも髪がキレイでいられる方法だった。
カラリスとは|30秒でわかる中身
カラリスは、ドラッグストアの棚には並んでいない。
楽天市場とAmazonにある公式ショップから買う、セルフカラーのセットだ。
届くのは、この3つ。
- カラーベース(80ml)
- カラーディベロッパー(100ml)
- プレミアムトリートメント(30g)
カラー剤とトリートメントがセットになっている。
ここが、私にとっていちばん大きかった。
市販の1,000円カラー剤を使っていた頃、私は染めたあとに別のトリートメントを買い足していた。
それを込みで考えると、値段の差は思っていたより小さい。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格の目安 | 4,000円前後 |
| セット内容 | カラーベース+カラーディベロッパー+トリートメント |
| 届き方 | ポスト投函(在宅での受け取り不要) |
| 買える場所 | 楽天市場・Amazonの公式ショップ |
| タイプ | クリームタイプ(泡タイプではない) |
| 色の展開 | ミルクティ、ベージュ、アッシュ、グレージュ、ラベンダーなど |
| 明るさ | 色ごとに2〜4.5の段階から選べる |
| 白髪 | 白髪染め兼用タイプが別にある |
※内容・価格は変更される場合があります。購入時に商品ページでご確認ください。
美容院のカラー代が1回6,000〜10,000円くらいだとすると、 美容院1回分で、カラリスは2回染められる計算になる。
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今回選んだ色は「ミルクティ2.5」
前回よりワントーン明るい印象にしたくて、ミルクティ2.5を選んだ。
名前の響きだけで、もう可愛い。 ミルクティ、という音に、少し心が緩む。
いくつも並ぶ色名の中で、これを選んだ理由は、ただの直感だった。 でも直感は、当たった。

ミルクティ2.5は「学校行事に行ける明るさ」
ミルクティには、2・2.5・3・3.5・4・4.5と明るさの段階がある。 数字が大きいほど明るい。
2.5は、その中では暗めから2番目。 明るい色に挑戦したわけではなく、地毛よりほんの少しだけ軽く見えるくらいの位置だ。
暗すぎない。派手すぎない。 参観日にも、そのまま行ける。
「セルフカラーで明るくなりすぎたらどうしよう」 そう思っている人ほど、2.5あたりから試すのがいいと思う。
逆に、しっかり明るくしたいなら3.5以上を選ぶことになる。 色名だけで決めず、必ず数字も見て選んでほしい。
セルフカラーのムラは「濡らし塗り」でほぼ消えた
ここからが、この記事でいちばん伝えたいことだ。
1回目の私は、塗るのが下手だった。 乾いた髪に、いきなり塗った。だからムラになった。
2回目に変えたのは、たったひとつ。
塗る前に、髪を軽く水で湿らせておく。
これだけで、仕上がりが変わった。
濡らし塗りの手順
- お風呂上がりのタオルドライ後、または霧吹きで髪全体を軽く濡らす
- タオルで根元まで押さえ、水が滴らない程度まで水分を調整する(ここが重要。びしょ濡れはNG)
- 濡れたまま、いつも通りカラー剤を塗っていく
乾いた髪に塗ると、薬剤が一部にだけ溜まりやすい。 濡らしておくと、根元から毛先まで同じ力加減で伸ばせる感覚があった。
指が、すっと進む。 「ここ、塗れてるかな」と何度も触り直さなくていい。 その安心感が、いちばん大きかった。

私がムラを防ぐためにやっている7つのこと
濡らし塗りとあわせて、2回目で身につけたコツも書いておく。
- 後頭部は、手鏡と洗面所の鏡を合わせ鏡にして確認する(ここが一番ムラになる)
- 髪をブロッキングする(クリップで4つに分けるだけでも別物になる)
- 根元→中間→毛先の順に塗る(根元は体温で染まりやすいので、最後に馴染ませる)
- 生え際と耳まわりには先にワセリンを塗る(肌についた色が落ちやすくなる)
- タイマーをかける(子どもに呼ばれると、必ず時間を見失う)
- 床と洗面台に、新聞紙かいらないタオルを敷く
- 汚れてもいい服で染める
どれも当たり前のことだ。 でも1回目の私は、ひとつもやっていなかった。
仕上がりは、また、しっとりだった
洗い流したあとの指通りは、今回も裏切らなかった。
キシキシとは、真逆。 つるつる、という言葉がいちばん近い。
翌日になっても、その次の日になっても、その感覚は続いた。
市販の1,000円前後のカラー剤を使っていた頃の私に、教えてあげたい。 洗い流したあとの手触りは、ここまで違うことがある、と。
※あくまで私個人の感想です。仕上がりの感じ方には個人差があります。
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カラリス・市販1,000円カラー・美容院を比較してみた
正直に、3つ並べる。
| カラリス | 市販1,000円前後のカラー剤 | 美容院 | |
|---|---|---|---|
| 1回あたりの費用 | 4,000円前後 | 約1,000円 | 6,000〜10,000円 |
| 予約・移動 | 不要(ポストに届く) | 買いに行く手間あり | 予約+往復2〜3時間 |
| 色の選び方 | 色名+明るさの数字で選ぶ | 棚から選ぶ | 美容師と相談 |
| トリートメント | セットに入っている | 別で買い足していた | 施術に含まれる |
| 会話・気疲れ | なし | なし | ある |
| 洗い流したあとの手触り | 翌日もつるつる(私の感想) | 乾くとパサつきが戻りやすかった | いちばんキレイ |
| ムラのリスク | 自分次第(濡らし塗りで軽減) | 自分次第 | ほぼなし |
| 白髪 | 兼用タイプが別にある | 白髪染めは別商品 | 対応可 |
仕上がりの完成度だけを比べたら、美容院が一番だと思う。 それは、認める。
でも私は、その一番を取りにいくために払うコストが、お金だけじゃなかった。 予約する労力。往復の時間。鏡越しの会話。
そのぜんぶを引き算したときに、私の答えはカラリスだった。
年間で考えると、どうなるか
- 美容院で年4回カラー:約32,000円+移動と待ち時間で年10時間前後
- カラリスで2ヶ月に1回:約24,000円+家から一歩も出ない
数字の差より、「予約しなくていい」という一行のほうが、私には効いた。
正直に書く、カラリスのデメリット4つ
いいことだけ書いた記事は、信用できない。 だから、気になった点も書く。
1. 思い立った日に染められない
ドラッグストアなら、今日買って今日染められる。
カラリスは注文してからポストに届くまでの日数がかかる。
対策はシンプルで、根元が気になり始めた時点で注文しておくこと。
私は「そろそろかな」と思った週に頼むようにしている。
2. 市販の1,000円カラーよりは高い
これは事実だ。 1回1,000円と4,000円前後なら、後者が高い。
ただ、私は市販カラー剤のあとにトリートメントを買い足していた。
そこまで含めると、差はもっと小さくなる。
3. 色と明るさの選択肢が多い
色名も明るさの段階もたくさんあるので、最初はどれにするか迷う。
私の結論は、「色名で気分を選んで、明るさは低めの数字から入る」。
明るすぎて後悔するより、次回1段階上げるほうがずっと安全だと思う。
4. 塗るのは、結局は自分
美容院と違って、後頭部を塗ってくれる人はいない。
ムラのリスクはゼロにはならない。
だからこそ、上に書いた濡らし塗りとブロッキングを試してほしい。
サブスクが苦手な人にこそ、楽天・Amazonで買うのがいい
セルフカラーを続けるうえで、私がいちばん避けたかったのが「定期契約」だった。
やめたいときに手続きがいるものを、これ以上増やしたくない。
楽天市場とAmazonの公式ショップなら、普通の買い物と同じで、1回だけ買って終われる。 合わなければ、それきりでいい。
- 契約も、解約の連絡もいらない
- 楽天ポイント・Amazonポイントが貯まる(使える)
- お買い物マラソンやセールのタイミングを狙える
- 買い物履歴から、次回そのまま再注文できる
私は、楽天のセール期間に合わせて買うことにしている。
「安いときに買っておく」という選択ができるのは、地味だけど大きい。 <div class=”cta-box”> ▶︎ 契約なし・1回だけでOK。
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あわせて買ってよかったもの
カラーセットだけでも染められる。 でも、これらを足したら、明らかに楽になった。
トリートメント
染めたあとの色落ちが気になる人向け。 私は染めた翌日から、これに切り替えている。
📍自宅でできる、本格ヘアケアについてまとめた記事はコチラ

カラーシャンプー(ムラサキ)
ミルクティやベージュ系の色を選んだなら、これ。 黄ばみが出てきたタイミングで、3日に1回だけ使う。

こんな人におすすめ/おすすめしない人
向いている人
- 美容院に行くこと自体が苦手
- 美容師さんとの会話や気遣いに疲れてしまう
- 子どもが寝たあとの時間しか、自分の時間がない
- セルフカラーで失敗した経験がある
- 1,000円前後の市販カラー剤の、洗い上がりに物足りなさを感じている
- 定期便やサブスクを増やしたくない
向いていない人
- 今日中に染めたい
- 1回1,000円以下に抑えたい
- ブリーチが必要な派手色にしたい
- 後頭部を自分で塗るのがどうしても無理
よくある質問
Q. 濡らしてから塗ると、色の入りは悪くなりませんか?
A. 私の場合、色ムラなくきれいに発色しました。乾いた髪より薬剤が伸びやすくなる感覚があります。ただし、水が滴るほど濡らすと薬剤が薄まるので、タオルで押さえて水分を調整してください。
Q. ミルクティ2.5は、どのくらいの明るさですか?
A. ミルクティの明るさは2〜4.5まであり、2.5は暗めから2番目です。派手にはならず、参観日や学校行事にもそのまま行ける明るさでした。
Q. 初めてのセルフカラーでも失敗しませんか?
A. 私は今回が2回目です。説明書がわかりやすいので、大きな失敗はしにくいと思います。心配な方は、この記事の「濡らし塗り」と「ブロッキング」だけでも先に読んでおいてください。
Q. 泡タイプではないのですか?
A. クリームタイプです。泡タイプに慣れていると最初は戸惑うかもしれませんが、狙ったところに置けるぶん、根元だけ染めたいときに使いやすいと感じました。
Q. 色持ちはどのくらいですか?
A. 私の場合、3週間ほどは明るさをきれいにキープできました。そのあとは徐々に落ち着いていく印象です。
Q. 敏感肌でも使えますか?
A. 個人差があります。初めて使う色・ブランドの場合は、必ず事前にパッチテストをしてから染めてください。頭皮に異常があるときは使用を避けてください。
Q. 学校行事の前日に染めても大丈夫ですか?
A. 私は行事の2〜3日前に染めるようにしています。当日の朝バタバタしなくて済みますし、色が少し落ち着いてなじむからです。
Q. においはきついですか?子どもがいる家でも大丈夫?
A. 市販のカラー剤にありがちなツンとしたにおいは、私はほとんど気になりませんでした。それでも換気はしながら染めています。
Q. 白髪は染まりますか?
A. カラリスには白髪染め兼用タイプが別にあります。私が使っているのはおしゃれ染めのミルクティなので、白髪用は今後試して追記します。白髪が気になる方は、兼用タイプのほうを選んでください。
Q. 楽天とAmazon、どちらで買うのがいいですか?
A. どちらにも公式ショップがあります。楽天はセールやお買い物マラソンでポイントが大きく戻る日があるので、私は楽天で買うことが多いです。急いでいるときは、Amazonの配送のほうが早い場合もあります。
放置中の過ごし方、これがおすすめ
塗ったあとの放置時間、地味に手が空いて時間を持て余すんですよね。
私はこの時間、韓ドラを見たり、オーディオブックを聞いたりして過ごしました。手を汚さずに楽しめるので、待ち時間がぜんぜん苦じゃなくなります。
韓ドラを見るならPrime Videoが便利です。

耳だけで楽しめるAudibleもおすすめ。
まとめ:2回目でも、期待は裏切られなかった
1回目で感じた「洗い上がりの違い」は、2回目でも変わらなかった。
むしろ、髪を濡らすというひと手間を覚えたぶん、仕上がりには前より満足している。
美容院の予約を、取らなくていい。
誰にも、気を遣わなくていい。
「今日はどちらから?」の会話も、しなくていい。
好きなタイミングで、好きなドラマを見ながら、ひとり黙って染められる。
その自由が4,000円前後で手に入るなら、私はもうしばらく、これを続けると思う。
美容院が苦手なままでいい。
髪だけ、キレイでいよう。
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■この記事を書いた人
さこり
小学生と保育園児の子育てをしながら、暮らし・子育て・商品レビュー・副業体験を発信しています。 「好きなものだけで暮らしたい」をテーマに、実際に使ってよかったものをリアルな体験とともに紹介しています。
本記事はAmazonアソシエイト・プログラムの参加者として、紹介料を得ています。商品の価格・在庫状況は記事公開時点のものであり、変動することがあります。


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